2017年01月08日

紅葉の室生寺 No.15  [ 奈良・大和路の名刹 探訪! 女人高野 室生寺 ( Murouji-temple ) No.47 ( 弥勒堂 ) ]

IMG_5842C.jpg

写真 : 室生山 悉地院 (しっちいん) ≪ 真言宗 室生寺派 大本山 室生寺 ≫ [ 弥勒堂 ] 
[ 重要文化財 :1979(昭和54).02.03 ]
( 2016. November 奈良県 宇陀市 )
[ カメラデータ : デジタル一眼レフカメラ ≪ CANON ≫ ]
※ 写真は、ノー・トリミング縮小、copyright表示以外の加工は、一切行っておりません。





            鎧坂 ( よろいざか ) を上がった正面、金堂 ( こんどう ) に向かって左側、金堂より一段低い位置に弥勒堂 ( みろくどう ) は建っています。

            室生寺は、興福寺 大僧都 ( だいそうず ) の賢m ( けんきょう・けんけい ) の創建 [ 寺伝によれば、役小角 ( えんのおずぬ ) 創建とも ] と
            いわれますが、賢m 入寂 ( にゅうじゃく ) 後、同じ興福寺出身の修円 ( しゅうえん ) が 賢mのあとを継ぎ、
            実質的に五重塔、金堂などの伽藍(がらん)造営にあたりました。

            この弥勒堂は、修円が興福寺の伝法院 ( でんぽういん ) を移築したとされる建築物で 江戸時代に改造されています。

            ほぼ素地で仕上げられた檀像風 ( だんぞうふう ) の弥勒菩薩立像 ( みろくぼさつりゅうぞう ) 〔 重文 〕 が堂内本尊として、
            内陣の須弥壇 ( しゅみだん ) 上 中央の厨子 ( ずし ) 内に安置されており、それは室生寺の仏像で最も古い様式だとされています。
            弥勒菩薩立像の向かって左側 奥に 神変大菩薩 ( じんべんだいぼさつ ) [ 役小角 ] 像が安置され、右側の外陣に
            釈迦如来坐像 ( しゃかにょらいざぞう ) 〔 国宝 〕 が安置されています。
            
            この釈迦如来坐像は、日本写真界の巨匠の一人、土門拳 ( どもんけん ) が、 『 この像くらい利口で頭のいい顔した、
            そして天下第一の美男の仏像はなかった 』 と絶賛し、数多く撮影した仏像です。





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posted by kawaguchi at 14:15| Comment(0) | 奈良県 宇陀市 ( 室生寺 ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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