写真 : 室生山 悉地院 (しっちいん) ≪ 真言宗 室生寺派 大本山 室生寺 ≫ [ 金堂 ]
[ 金堂 : 国宝 : 1952(昭和27).03.29 ]
( 2016. November 奈良県 宇陀市 )
[ カメラデータ : デジタル一眼レフカメラ ≪ CANON ≫ ]
※ 写真は、ノー・トリミング縮小、copyright表示以外の加工は、一切行っておりません。
仁王門をくぐり、梵字池 ( バン字池 ) の角から左に急な石段 『 鎧坂 ( よろいざか ) 』 を上がると金堂 ( こんどう ) が建っています。
金堂は平安前期の建築とされ、室生寺山内で五重塔とともに古い建物です。
古くは根本堂 ( こんぽんどう ) 、薬師堂 ( やくしどう ) と呼ばれ、薬師如来 ( やくしにょらい ) を この堂の本尊として
安置していたようですが、江戸時代に真言宗(しんごんしゅう)へと転じた頃から、金堂と呼ばれるようになり、
現在は国宝の釈迦如来立像 ( しゃかにょらいりゅうぞう ) が内陣中央に安置されています。
そして、釈迦如来立像の 向かって右側に薬師如来立像 ( やくしにょらいりゅうぞう ) 〔 重文 〕 と
地蔵菩薩立像 ( じぞうぼさつりゅうぞう ) 、左側に文殊菩薩立像 ( もんじゅぼさつりゅうぞう ) 〔 重文 〕 と
十一面観音立像 ( じゅういちめんかんのんりゅうぞう ) 〔 国宝 〕 が それぞれ安置されています。
また5尊の前には、薬師如来を守護する眷属 ( けんぞく ) の十二神将 ( じゅうにしんしょう ) 〔 重文 〕 が立ち並び、
内陣奥の板壁に帝釈天曼陀羅 ( たいしゃくてんまんだら ) と伝えられる壁画が描かれています。
[ 当ブログにお越し頂きまして、有難うございます。 ]